■特別講義
ヒューマンエラーの心理学~うっかりミスはなぜ起きる~
担当講師:芳賀 繁(立教大学教授)
※プログラムを作るうえで,ヒューマンエラーを意識することは重要であると思われるので,この講義を見ました。
・「お」という字を連続して書く作業の実験で、「あ」や「の」を書いてしまう実験。「お」の字を連続して書いていると、「お」の字をきちんとかけているかどうか考えてしまう現象が生じる。
「お」を書くkスキーマが活性化されて、「あ」や「む」や「す」や「ち」や「み」や「な」などを書いてしまう。急速書字スリップというらしい。
記憶のメカニズム
・記銘=主ベルこと←注意しなければ記憶に残らない
・保持=覚えると←長く思い出さないでいると思い出せなくなる
・想起=思い出すこと←自発的に思い出すのは水かしい、思い出さなければならないタイミングに思い出せない。
千円札の裏側に書かれた絵はなんだったか。右を向いていたか左を向いていたか?など正確なことをおぼえているのか?絵を描いた跡、その紙にイニシャルを書くように支持するので、そのときにイニシャルを書いてください。
正解は、富士山であった。。。ぼくは鶴だとおもってました。。。
展望的記憶(予定の記憶、もののおき忘れなど)の失敗。最近、心理学でよく研究されるようになったものらしい。
もうひとつのテスト。
「注射禁止の標識の斜め線はどっち傾きであるかというクイズ」左上から右下に惹かれているのが正解で、この理由はNとOを重ねたときのマークになっているから!ちょっとした豆知識ですね。
ヒューマンエラーは安全工学や安全性工学などで使われ始めた。人間とシステムの共同作業するときに、人間側にミスがあることをヒューマンエラーというらしい。
m-シェルモデルというモデルがヒューマンファクタをあらわすモデルとなっている。
SHELL=
S-ソフトウェア
H-ハードウェア
L-ライブウェア
E-エンバイロンメント
m-マネジメント
がシステムの構成要素であることを前提にエラーを考えるモデルのことである。
ヒューマンエラーが生じるとシステムによって問題が増幅されることが多々ある。ジャンボジェット・新幹線・化学プラント・原子力発電所などではヒューマンエラーはあってはならない。事故につながるようなエラーは対策しなければ成らないのは当たり前である。
ミスを防ぐ対策
・デザインの工夫
色・明瞭な通信・表示・複数チャネルの利用
・作業方法の工夫
湯b位指し故障、復唱
動作ミスを防ぐtが遺作
・体の動作を付加する
・さざと扱いにくくする、進みにくくする
・フループルーフ
・標準化する
・アフォーダンスの利用 生態心理学の用語、デザインなんたら
など
記憶ミスの防止
・復唱する・文字で書く
・保持段階でのミス 定期的に思い出す、復習する
・想起段階でのミス防止←動作ふを習慣化する、チェックリスト、語呂合わせの利用、リマインダを用意する
違反・不安全行動などが原因でエラーが発生することもある
これらは、心理的なことが原因で生じるので心理学の観点から考えることはとても重要である。
いやぁ、興味がどんどんわいてくる講義でとても面白かった!
2009年1月4日日曜日
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1 件のコメント:
誤字・脱字が多くありますが、これもひとつのヒューマンエラーの事例でしょうか? 無くすには、賢いコンピュータのアシストが必要なようです。 日本語入力変換のエキスパート・システム? それとも、人工知能?
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